2017-08-05

特性のある子どもの教育に話題となってる、認知作業トレーニング「コグトレ」とは?






最近、著名な専門家の間で話題になっている、『コグトレ』。
一応このサイトでも取り上げた方がいいかな、と思ったので紹介します。







◆認知作業トレーニング「コグトレ」とは?

 認知作業トレーニング「コグトレ」は、犯罪を犯し罪を償う為に精神科の治療を必要とする思春期~青年が入所する『医療少年院』の更生プログラムの一環で始まりました。医療少年院に入所する子どもの多くは、家庭に問題があったり適切な教育を受けられなかったこどもが多いため、社会のルールが分からず犯罪を犯してしまう子が多いそうです。そこで宮口 幸治先生という特別支援教育と児童精神医学の専門家が提唱した方法が「コグトレ」です。

 ところが近年コグトレが心の病を経験し罪を犯した方だけでなく、統合失調症の回復期脳梗塞や生死をさまようレベルの大けがを経験し脳に後遺症が残った方(高次脳機能しょうがい)発達特性のお子さん~青年にも効果があることがわかってきています。





コグトレの理論ややり方のさわりの部分↓

コグトレ研究会






コグトレの本





※通販以外にも、盛岡モスビル内の本屋さんなど、発達特性の本を多く取り扱っている店でも販売されています。



コグトレのやり方だけでなく、学校の授業放課後等デイサービスの発達援助にも使えるような資料が取り揃えられています。









◆認知作業トレーニング「コグトレ」は効果がありますか?

 発達特性、特に知的にしょうがいを伴わない自閉症スペクトラムの人は社会性やコミュニケーションに問題を抱えやすいので、時と場合を見れば有効な場合があります。

 ただコグトレは基本的に知識を埋め込んでコミュニケーションスキルや社会性を身に付ける療育になるので、感覚過敏をなくすとか、行動の問題をコグトレだけで解消することは難しいと思います。
(これは、SST(社会技能訓練)、認知行動療法にもいえることです。)



 知識を埋め込む系の療育すべてにいえることですが、『大脳新皮質』という脳の表面側だけにアプローチします。発達特性がある人は確かに誤学習を起こしやすいという特性が「大脳新皮質」に影響を起こしています。ただし、大脳新皮質だけにアプローチをしても感覚過敏や疲れやすさ,脳の器質から脳みそを休める身体にすることは難しく、これらの問題は「大脳新皮質」だけにアプローチしても全く意味がありません。




参考:
(1)大脳新皮質の場所(Neverまとめ) 
(2)脳幹のおはなし(AKIRA Magazine) http://www.akira3132.info/midbrain.html(→HPへ)


感覚過敏や疲れやすさ、行動の問題、脳の器質から脳みそを休めることが難しい部分については『大脳辺縁系』『脳幹』『脊椎』へのアプローチも同時に必要です。
そして『大脳辺縁系』『脳幹』『脊椎』を緩める方法はすでにADHD/精神疾患のお薬以外にも方法が出てきています。詳しくはまた違う機会に紹介します。




8/21(月)追記 書きました。