2018-02-12

岩手の発達支援・就労支援はそんなにひどいのか!?






2018年に入ってから耳が痛い情報ばかり入ってきて、編集部としてはやりきれない思いでいっぱいです。相談のメールも増えている。
支援機関の情報、病院の情報は、できる限り応じていますが特性や生活全般に関する相談はその道の専門家にお尋ねすることが適切だと考えておりますので他の適切な相談場所をお薦めしております(申し訳ありません…)


岩手県の就労支援は正直な所を申し上げると、実績を上げている所もある。
就労移行支援、精神科のデイケアの中には3ヵ月に1度は必ず一般就労している所もあると聞く。

ただ、就労先を薦めて頂くには条件があって、

精神科医から一般就労可能の診断がついている
精神の手帳を持っている場合は、精神保健福祉手帳23級であること
1級だとさすがに厳しいけど、2級であれば障害者枠で短時間の仕事であれば認められる場合あり)
計画相談・個別支援計画に、「目標は一般就労」など一般就労に向けて頑張ることを目的とした記述がある
就労支援の担当者から気に入られており、かつ担当者から「出来る人」とお墨付きをいただいている(←重要)
が条件。
この4つをすべてクリアできてないと正直就労支援を通しての就労は厳しいと言わざるを得ない。

いや、4つクリアできていても厳しい場合もあるかもしれない。
医療、福祉、就労支援関係者の多くは、
「発達特性がある人は努力をしたからどうにかなるものではない。
だから一般就労で苦労をさせるよりは、福祉就労という配慮と理解が保障された環境下の中で、本人が暮らしやすい支援を福祉が中心となって構築するべき」
と習ってきている。確かにコンディションが悪いと努力ができない時期もあると思う。けれど例え今努力ができない状態であっても体調がゆっくりでも回復してくれば本人なりに努力ができるようになってくるはずだ。


編集部は就労支援を利用することは悪いものだとは思わない。
けど、福祉就労や精神科デイケアにつながった人達の多くが、その後ずっと福祉やデイケアを利用したまま次のステップが今なお見つからない、ひどい場合は福祉やデイケアでトラウマをつくりそのまま引きこもりに移行をする人も多い現実だ。
このパターンは実に発達特性の人達にとても多いのだ。



仮に運よく一般就労に結び付いたとしても、年数が経つと上司が変わり、職場のメンバーが変わるため理解が得られなくなり、体調を崩し退職のパターンも有り得る。
理解や配慮をお願いするばかりではなく、本人がいかに自分なりに工夫をして試行錯誤ができるかが就労の継続に結び付くか否かの焦点になりそうだ。